「不倫の心得」  不倫の愛はどんな愛?









その1 不倫の愛というものは適度に愛することが大切なのではないでしょうか。その関係には生活共同体に替わる何かがあるわけですが、それが精神的な愛だとなると、とても怖い結末がありそうです。「愛の流刑地」なんてことは絶対に避けましょう。
それでは不倫だと双方が愛し合わなくて良いのかというと、そうも行かないものです。問題はどこまで精神的愛に踏み込むかが問題なのです。ただのセフレですと言っても、現実は好感も持っていない男に抱かれて最高の快感を女性が感じることはないでしょう。
不倫は完結性のない男女関係ですから、抽象的愛にすがろうとする傾向もあります。そうすることで、自分たちを正当化しようなどと考えるのは図々しい限りです(笑)やはり、不倫は反社会的行為をしているという自覚は必要です、ただ犯罪ではないのでビクつくことはありません。ただ、露見しないように充分気配りをするのが、双方の家族への礼儀だと思います。

W不倫などでは、お互い自分たちの帰ることが出来る家庭を維持しながら、時折羽目を外してドキドキしたり、セックスで良い気持ちになりたいのが本音ですから、好感を持つ、好きになる、大好きになる程度の精神的高揚に留めるのがルールとして適切なのだと思います。
所詮一時の関係でしょうが、だからといって二人の関係が虚しいものだったなどと思う必要はありません。短い間だったからこそ、激しく燃え上がり快感を享受し合い、終わったのです。これこそが割り切った悲しい愛、それも逆に考えるとピュアな愛だったともいえるのかもしれません。
その2 W不倫の成立要件で重要なことは「気持のいいセックス」と「心地いい会話」なのですが、1年も過ぎるとお互い家庭の様々な問題を話題にし始めるものです。特にまともに家庭や子供の問題に耳を貸さない旦那を持った人妻は不倫相手に相談相手としての役目も知らずに要求してしまうものです。W不倫ではセックスが「核」となるのが理想的心得ですが人間同士のこと、ある程度「情」がうつるのは避けられないことでしょう。
ただこのような場合でも、知恵を出すとかアドバイスするとか調べてあげる程度の誠実な親切にとどめるべきで、具体的アクションをしてあげるのは避けるのがルールでしょう。ひとつの具体的手助けが次の手助けを連鎖させて際限がなくなる場合があります。このような場合途中で止めることは不親切に繋がる場合が多いものです。また下手をすると、その行為によって別れた場合でも関係が細く続いてしまうことがあります。
男女の関係がない人間同士の親切は親切で済みますが、不倫中の親切は腐れ縁のような関係になる危険があります、注意してください。

割り切ったセックスを中心とする不倫であっても「情」は生まれます。しかしその「情」に流されてはいけません。知恵を出すとかアドバイスするとか調べてあげる程度の誠実な親切にとどめるべきで、具体的アクションは避けるのがルールです。親切の連鎖と放棄は不親切に直結します



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