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| 当初、このサイトのコンセプトは45歳から65歳の中高年男性に贈る「男の遊び心」だった。「oyajiji.net」というドメインを取得したのが7月。2ヶ月かけて漸くサイトらしくなったのだが数人にチェックしてもらったところ、凄く面白いけど登録作業が難しい内容だという指摘を受けた。 コンテンツが「下品で上品」、「知的で野蛮」、「哲学的で俗っぽい」ということのようだった。これは制作者の意図したところであり、その批評は的を得ていた。 人間というもの、善人と悪人が同居している。男でも女でも、子供でも大人でもである。おそらく、そのバランスで人間は生きているし、世間も動いている。 勿論、多くの人の言動は善の方が悪に勝っているのだが、心の中は計り知れるものではない。 その辺をコンセプトに持つサイトが上記のような評価を受けることは仕方がない。ある意味、狙い通りと悦に入ったのだが、サイトを登録する段になって、難題が持ち上がった。 彼らの指摘どおり、カテゴリーが定まらない。最高の出来と思っていた悦楽な日々を綴る日記などは18禁だということになる。出会い系との上手なつき合い方読本なども、サイトの品位を傷つける按配になる。 人間のサガ、男の業などを赤裸々に語ることは、実はこういう画一化された分類作業に出会うと、一網打尽になってしまうことを痛感した。 誰に読まれなくても良い、初心を貫くと言いたいところだったが、多くの人に見てもらうことが励みになり、よりサイトを充実させるという現実を考えると、そうも言っていられない。 結局、6コンテンツの内3コンテンツを捨てることにした。そして、残ったコンテンツの中で、最も評価が高かった中高年男性向け「男の病気」をメインポリシーに置き換えることとなった。 このような経緯を経て、「サイトについて」を書いているのだが、中高年がただ健康で病気もせずに生きるかという生へのあくなき執着の内容というより、自分らしさを捨てず、善と悪の狭間を上手に生きていく大人な中高年男性へのエールの精神は消えることはない。そのポリシーは「おとなのコラム」で大いに発揮させてもらおうと思っている。 動機はいまひとつな状態からのサイト作成だったが次第に興が乗りはじめた(笑) まず病名は知っていたが、具体的な症状や治療法、罹患するメカニズム、そしてもっとも関心のある命に関わる病気かどうかなど、意外にいい加減な知識しか持っていなった自分を発見した。多くの中高年男性も、筆者と変わらないような気がするので、思った以上に役立つ情報になるのかもと、制作に力が入った。 知識をえておく事で、応急の対処も出来るし、行くべき病院、診てもらう診療科が判るだけでも、気持ちは軽くなる。そうして病気を早めに処置をすることで重篤にならず、そこそこ健康な日常を送ってもらいたいと考えている。 ただし、目的が健康で生きることではないということも強調しておこう。「人生や生活を心おきなくエンジョイする」が目的であって、健康である事はその土台に過ぎない。 このサイトのポリシーは健康である事だが、それだけなら「何で生きてるの?」という重大なテーマも含んでいる。特に45歳から65歳という現代の年代層には、「半端な世代」というイメージもある。 ある意味で、老後の方向性が決定する世代である。あらゆる情報が老後の経済的不足を強調し、不安を煽っている。しかし、老後という最終世代が経済的に豊かであっても、愉しむ限界がある。「あれもこれもヤリタイナのに」と涙を飲む、筆者はそれこそが悲しい(笑) それぞれ生き方があるので、とやかくは言えないのだが、「人生その時出来る事はしてみる」という精神がこのサイトには流れている。勿論、老後の最低限の生きる術程度は残すべきだが、80を越えた両親やその周りの人々の日常をつぶさに観察していて、つくづく思うのである。生まれつき快楽主義だということが、それに拍車をかけてもいる(笑) |
| 饗庭龍彦 |
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